交通事故施術

交通事故は大きくわけると、「物損事故」と「人身事故」の2種類です。
このふたつの中で、人に損害が生じるケースが人身事故です。
交通事故ではどのようなケガを負ってしまうことが多いのでしょうか。

【交通事故の種類】

交通事故の発生状況は多種多様ですが、もっとも多いといわれる事故は「追突事故」です。
後方車との追突や、出会い頭や追い越し、対向車との追突などさまざまな追突事故があります。

車同士の事故だけではなく、自転車やバイクによる「接触事故」も交通事故のなかで発生率の高い事故といわれています。
こうした交通事故では、衝突したときの衝撃でケガをすることがあります。
突然起こる事故に受け身をとることもできないため、交通事故ではケガの重症度が高くなる傾向にあります。

【交通事故に多いケガの種類】

追突事故や接触事故では、身体に大きな衝撃を受けるといわれています。
これにより、車内で身体を打ちつけてケガをしてしまうことが多い傾向にあります。
バイクや自転車であれば、「転倒して地面に身体を打ちつける」、「バイクや自転車の下敷きになる」ことがあります。

このような場合には、捻挫・打撲・骨折・脱臼などのケガにつながります。
また、交通事故でもっとも多いケガは「むちうち」だといわれています。
むちうちは、事故の衝撃で頭が大きく揺れ、首に過剰な負担がかかることで発生することがあります。

交通事故の直後は、ケガをしていても気づかないことが多いといわれています。
その理由は、脳が痛みを感じにくい状態になっているためだと考えられています。
なぜ交通事故の直後には痛みを感じにくくなってしまうのでしょうか。

【事故直後に痛みを感じにくい理由】

交通事故は予期せず突然起こるため、平常心を保てずに興奮やパニック状態に陥る可能性があります。
興奮すると自律神経の交感神経が優位になり、アドレナリンが分泌されます。
アドレナリンは鎮痛作用のあるホルモンの一種です。

そのため、事故直後はケガをしていても痛みが感じられにくくなるといわれています。
そして、数時間～数日経つと興奮状態が落ちつき、アドレナリンの分泌が抑制されていくため痛みを感じるようになる可能性があります。

【事故のケガにおける危険性】

事故の直後に痛みの症状がなければ、ケガをしていないと自己判断してしまう方もいらっしゃいます。
しかし、アドレナリンのせいで痛みが感じられない状態になっているだけで、実際は負傷している場合があります。
そのため、ケガの発見が遅れてしまい、損傷の悪化や回復の遅れにつながります。

事故直後は症状がなくても、かならず医療機関で検査を受けるようにしましょう。
交通事故のケガは後遺症として残ってしまうことも多いため、ケガの早期発見と早期対処を行うことが大切です。

また、事故から時間が経過してしまうと、ケガと事故の因果関係を証明することが困難になるといわれています。
そのため、医療機関で検査を受けた記録を残しておくことも重要です。

自動車やバイクの所有者のなかには、自賠責保険だけではなく任意保険にも加入している方が多いのではないでしょうか。
任意保険は自賠責保険とは異なり、交通事故の被害者も加害者もどちらも利用することができます。
ここでは、任意保険とはどのような保険なのか確認していきましょう。

【任意保険とは】

任意保険は、自動車やバイクの所有者が任意で加入する保険です。
加入が法律で義務づけられている自賠責保険と違って選択できますが、万が一に備えて加入している方は多いといわれています。
また、任意保険は補償の範囲が広いという特徴もあります。

自賠責保険は補償の金額に限度があり、その限度を超えてしまうと実費での支払いになります。
もし任意保険に加入していれば、その補償範囲外の部分を補うことが可能です。
そして任意保険では、交通事故の被害者だけではなく加害者の場合でも施術費用が補償されます。

【任意保険が適応されやすいケース】

接骨院でも任意保険を利用して施術を受けられます。
任意保険が適用される可能性が高いケースは、次のとおりです。

・わき見運転をしてしまい、ケガしてしまった
・前方者に追突してしまい、むちうちになった

任意保険は加入している保険会社や加入プランにより、補償範囲や内容に違いがあります。
そのため、任意保険を利用する際には、まず保険会社に確認するようにしましょう。

青木鍼灸接骨院では交通事故でのケガに関するご相談や施術を承っております。

交通事故施術を受けるまでの流れとしては、次のとおりです。

①交通事故に遭ったあと、すぐに警察に連絡する
②医療機関（病院や整形外科など）を受診
③医師から接骨院への通院許可をもらう
④当院でカウンセリングを受けてもらう

事故後に症状がなくても、時間がたってから症状が出るケースもあるため、一度は医療機関の受診をしましょう。

交通事故で多いケガとしてはむちうちがあります。
むちうちのおもな症状として、頚部や背部の痛み、腕のしびれ、頭痛、睡眠障害、めまいなどが挙げられます。
むちうちは初発症状が受傷後数時間～翌日になって現れることが多い傾向にあります。

また、事故後6か月以上症状が続くこともありますので、症状がある場合は通院して改善を目指していくことをおすすめします。

青木鍼灸接骨院のむちうちに対する施術としては、可動域の改善、痛みの出ない範囲で運動療法を行っていきます。
そのあと、痛みが出ないように生活するアドバイスをさせていただきます。

必要に応じて、超音波や温熱機器なども使用し、アプローチをしていきます。
むちうちは早期からの施術を行うことで改善しやすいと考えられます。
交通事故に遭って、症状がある際は、ぜひ青木鍼灸接骨院へご相談ください