足関節捻挫でお悩みの方へ
身近なケガである「捻挫」は、1度は経験したことがある方も多いケガではないでしょうか。
とくにスポーツ外傷で1番多いといわれているのが、足首を内側にひねってケガをする足関節捻挫です。
膝などの他の外傷に比べると、日常生活への支障が軽度のことが多いため、「自然に治る軽いケガ」という認識を持たれている方も多いかと思います。
ですが、そのまま放置をしたり不適切な処置をすると症状の緩和が遅くなり、再発しやすくなってしまいます。
そうならないために、受傷後は早い段階で適切な処置を行うことが重要です。
こちらでは、足関節捻挫の原因や症状、対処法を詳しくご紹介していきます。
目次
こんなお悩みはありませんか?
- 足首を捻り、くるぶしの周囲が
腫れている - 体重をかけたり、歩くと痛みがある
- 足首が緩いような感じがする
- 捻挫をしてからなかなか痛みが
収まらない - 捻挫を繰り返すようになった
- 早くスポーツ復帰したい
足関節捻挫の
おもな症状と原因について
足関節捻挫とは?おもな症状について
足関節とは、いわゆる足首のことを指します。
足関節はおもに脛骨、腓骨、距骨の3つの骨から構成されています。
外側(腓骨側)は前距腓靱帯、後距腓靱帯、踵腓靱帯で囲まれ、内側(脛骨側)は三角靱帯という強い靱帯で守られています。
そして、足関節捻挫とは、足首をひねることで靭帯が損傷し起こるケガです。
スポーツだけでなく、日常生活でも生じることが多いことから、一番多い外傷といわれているほど身近なケガです。
●足関節捻挫の症状
おもな症状は痛みと腫れです。
靭帯が損傷したことで関節周囲の血管が切れ、内出血を起こし腫れてきます。
腫れてくることで炎症が起きて発痛物質が作られ痛みを感じます。
このほかにも捻挫の重症度や損傷部位などにより、関節のぐらつきがみられる不安定性や、可動域の制限、内出血、熱感などが生じることもあります。
また、捻挫は重症度により以下の3つに分類されます。
・Ⅰ度(軽症)
靭帯の一部の損傷で、軽度の圧痛と腫れがあります。
不安定性はなく、しっかりとケアをすれば数⽇でスポーツへの復帰が可能です。
・Ⅱ度(中等症)
靭帯の部分断裂で、広い範囲の腫れと圧痛があります。
靭帯に負担をかけないよう、テーピングや装具による固定が必要となり、スポーツへの復帰には2週間以上要します。
・Ⅲ度(重症)
靭帯の完全断裂で、腫れや圧痛、⽪下出⾎が強い状態です。
不安定性があり、スポーツへの復帰には数か⽉要します。
足関節捻挫の原因について
足関節捻挫は、関節に大きな力が加わることにより、関節を包んでいる組織や靱帯が傷つくことで起こります。
バレーボールやバスケットボールなどのスポーツに多くみられ、プレー中に足が滑ったり、着地を失敗して足首を捻ることで受傷します。
ほかに日常生活でも、階段や段差で足を踏み外したり、転倒などで生じることがあります。
また、足関節捻挫には次のような種類があります。
●内反(ないはん)捻挫
足首を内側に捻じって捻挫することを内反捻挫といいます。
足首は、腓骨(膝下の細い骨)と、脛骨(膝下の太い骨)という足首に繋がる骨の構造により、足首は内側に曲がりやすくなっています。
そのため、足首捻挫の大半を占めるのが内反捻挫です。
受傷直後は足首の外側に痛みや腫れがみられ、徐々に外くるぶしの下に皮下出血が出現します。
重度となると腓骨筋腱脱臼、外果骨折(腓骨)、軟骨損傷などの合併損傷が起こることがあります。
●外反(がいはん)捻挫
足首を外側に捻じって捻挫することを外反捻挫といいます。
外側靭帯は3本の靭帯がそれぞれ独立しているのに対し、内側靭帯は3本の靭帯が隣接して支えているため、強固で安定しています。
そのため、よほど強力な力がかからないと外反捻挫にはなりにくいのですが、受傷してしまうと腓骨の骨折などを伴うことがあり、重症化する場合が多いことが特徴です。
足関節捻挫の対処法・予防法
負傷した場合は応急処置が大切です
急性期はRICE処置を行います。
痛みが強い場合や損傷程度により、固定を行う場合があります。
RICE処置は自身でも行うことができますので、受傷してすぐは次のような応急処置で対応しましょう。
●RICE処置
・Rest(安静)
内出血の抑制や損傷部位拡大の防止が目的です。
患部をなるべく動かさないようにし、楽な体勢で安静にします。
・Icing(冷却)
痛みや炎症などの抑制が目的です。
患部を氷水などで冷却します。
急性期である24時間~72時間以内に、20分程度のアイシングを行いましょう。
あまり長く冷やしすぎると逆に痛みが長引く原因にもなります。
・Compression(圧迫)
内出血や腫脹の抑制が目的です。
包帯やテーピングなどを用いて患部を圧迫します。
・Elevation(挙上)
内出血や腫脹の抑制が目的です。
患部を心臓よりも高い位置に保ちます。
患部が下肢の場合は、横になりクッションやイスなどで足を持ち上げると、楽な姿勢を保てます。
これらの頭文字をとって「RICE処置」と呼ばれています。
捻挫だけでなく、骨折や脱臼、肉ばなれなど多くのケガに対応できる応急処置です。
応急処置後は、なるべく早く接骨院や医療機関に行きましょう。
日ごろから予防をしましょう
足関節捻挫は再発の危険性が高く、適切な処置を行わないと不安定性が残存する可能性もあります。
足関節捻挫の予防と再発予防のために、次のような対策を行いましょう。
●運動前にウォーミングアップを行う
運動前にはしっかりと準備運動を行いましょう。
体温が上がると筋肉の柔軟性が高まり、関節の可動域が広がります。
準備運動にかける時間は、身体がポカポカして少し汗をかき始めるくらいが良いです。
●関節を安定させる
テーピングやサポーターを用いて、関節を安定させましょう。
関節の可動域を制限させることで、捻挫の予防が期待できます。
●ストレッチ
周囲の筋を強化することで、再発予防につながります。
次のような手軽に行えるストレッチもおすすめです。
・足首のストレッチ
タオルの両端を持ち、足裏にかけて足首を90度にします。
そこからふくらはぎやアキレス腱のつっぱり感があるところまでタオルを引きます。
そのまま10秒止めて戻します。
これを20回繰り返しましょう。
・足指のエクササイズ
足指のグーチョキパーを繰り返します。
20回を目標に行いましょう。
タオルなどの柔らかいものを足指で掴むのもおすすめです。
青木鍼灸接骨院で【足関節捻挫】の
施術・対処法
足関節捻挫に対して、当院では次のような施術や対処を行なっています。
【施術】
・整体
整体により捻挫した足関節を元の位置に戻します。
テーピングや固定器具を使用することで患部が固定され、早期回復が期待できます。
患部が腫れている場合にはアイシングをした上で整体を行うため、痛みが不安に感じる方も安心して施術を受けられます。
・鍼施術
痛みを和らげるため、ツボに対して鍼施術を行います。
患部に鍼をすることによって血流が良くなり、その結果硬くなった筋肉が柔らかくなりほぐれます。
関節の可動域も広がり、足関節の動きがスムーズになります。
【対処法】
・根本原因から改善
何が原因で発症してしまったのか、カウンセリングや検査をしっかりと行います。
カウンセリングを行うことにより、根本原因の改善や再発予防が期待できるようになります。
・生活習慣のアドバイス
足関節捻挫には原因があります。
運動時の使いすぎや間違った使い方、日常生活での悪癖などを減らし、再発予防に努めましょう。
著者 Writer
- 青木 優
- 所有資格 :柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師
生年月日 :平成4年2月25日
血 液 型:O型
出 身:東京都
趣 味:映画鑑賞、読書
得意な施術:筋間リリース
ご来院されるお客さまへ一言:
痛みや不調でお困りの方はご相談ください。
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保険施術
接骨院で保険が適応できるものには条件がありますが青木鍼灸接骨院では保険をつかっての施術が可能です。
保険には種類がありますのでカウンセリング後につかえる保険があればこちらから提案させていただきます。
整体
痛みの要因となっている場所を探して根本になっている場所を施術していきます。
また、再発しないように運動療法や保険のつかえない施術などを行い、改善を目指していきます。
幅広い症状に対してこちらを提案をしています。
フェイス
マッサージ
眼精疲労や顎の痛み、顔のむくみなど、顔に関連する症状がある方におすすめな施術となります。
顔にはたくさんの筋肉がついています。
そのため、コリやハリのある場所に的確にアプローチをして、血流循環やむくみ、疲労などの症状の改善を目指します。
鍼施術
鍼施術で経穴(ツボ)や経絡を刺激することにより身体のバランスを整えて痛みや不調の改善を促します。
筋肉の緊張をとったり、免疫力を高めたりさまざまな効果が期待できます。
交通事故施術
青木鍼灸接骨院では交通事故でケガをされた方の相談、施術を承っております。
交通事故にあわれた際に自賠責保険が下りる可能性がありますので先ずはご相談ください。
運動療法
ぎっくり腰や膝の痛みなどどうしてもマッサージをしただけでは改善しないものは多く、その原因のひとつとしてうまくつかえていない筋肉があることが多いです。
そのため、つかえていない筋肉をつかえるように運動を伝えて再発の防止を図ります。
当院のご紹介
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