股関節痛には
さまざまな原因が隠れています
足のつけ根あたりに起こる痛みにお悩みではありませんか。
その痛みは、足のつけ根にある股関節という関節やその周りの筋肉などに何らかの異変が生じて起こっているのかもしれません。
股関節に痛みが現れる症状を「股関節痛」と呼びますが、痛みが生じる原因はさまざまです。
炎症や筋緊張、神経の圧迫などが痛みの原因になっている場合もありますが、変形性股関節症やグローインペイン症候群の可能性も考えられます。
股関節痛の原因は多様で、誤った対処や放置をすると症状が悪化してしまうことがあるため、適切に対処することが大切です。
股関節痛に適切な対処を行うためにも、股関節痛が起こる原因や対処法について知っておきましょう。
目次
こんなお悩みはありませんか?
股関節痛では、次のような症状や悩みを抱えていることが多いです。
- 歩いていると次第に股関節が痛くなってくる
- ボールを蹴ると股関節周辺が痛む
- 靴下をはく動作や足の爪切りが困難
- 股関節周辺が動かしにくい
- 鼠径部に詰まるような痛みがある
- 歩いていると違和感や痛みを感じる
- 階段の上り下りがつらい
青木鍼灸接骨院で
【股関節痛】の施術・対処法
原因別の施術・対処
股関節の痛みには、変形性股関節症やグローインペイン症候群、坐骨神経痛、梨状筋症候群などが挙げられます。
当院では、股関節痛の原因にあわせて次のような施術を行っていきます。
●変形性股関節症の場合
変形した部分が元に戻ることはありませんが、変形と痛みは関連していることが少ないです。
そのため、股関節痛の原因となる筋肉を緩め、可動域制限を少しでも改善するように施術を行っていきます。
施術としては手技や温熱療法、運動療法などでアプローチをしていきます。
また、股関節以外の関節(腰や膝、足など)にもアプローチをすることにより股関節の負担が軽減され、結果として症状の緩和や改善につながるためそこも問診・検査時に見極めてアプローチを行っていきます。
また、筋力をしっかりつけていくことも変形の進行に対する予防にもつながります。
筋力効果に最適なセルフケアや運動療法を当院でも行っていただき一日でも早く症状の改善に尽力していきます。
●グローインペイン症候群の場合
多くの場合、グローインペイン症候群は筋肉が原因で股関節に炎症を起こします。
そのため、ストレッチや筋間リリースなどの施術で股関節のつまりを改善させ、また周辺組織(腸腰筋や腰の筋肉、股関節内転筋群など)をゆるめ、症状の改善を狙っていきます。
また、当院ではセルフケアもお伝えさせていただき、一日でも早く改善できるように尽力していきます。
症状が強い場合は、安静が必要なこともあります。
●坐骨神経痛の場合
意外と股関節が痛みに坐骨神経が関与している場合があります。
坐骨神経がどこで圧迫しているか(腰まわりや梨状筋、腹圧などが関与しています)を検査やカウンセリングで把握し、施術を行うことで症状の改善を図ります。
また、神経の滑走が悪いことが原因の場合もありますので、神経の滑走を良くしていく運動療法もアドバイスさせていただきます。
●梨状筋症候群の場合
梨状筋が神経を圧迫することで症状を起こしているため梨状筋をゆるめ、梨状筋が過緊張を起こさないように、つかえていなかった筋肉をつかえるようにアプローチをしていきます。
腰痛の原因や症状ついて
股関節とは両足のつけ根にある関節で、骨盤と大腿骨を結んでいます。
股関節はお椀のような形の寛骨臼(かんこつきゅう)と、球体型の大腿骨頭(だいたいこっとう)がはまり込むような形で構成されています。
寛骨臼と大腿骨頭の連結部分や周辺組織に何らかの異常が生じた場合、股関節痛が生じる可能性があります。
変形性股関節症
変形性股関節症は、股関節痛の原因のなかでも中高年の女性に多いといわれています。
股関節の変形によって、変形性股関節症を発症する場合があります。
【変形性股関節症の原因】
股関節を構成する関節軟骨の変性や摩耗により関節破壊と炎症がおきて、変形性膝関節症を発症するといわれています。
組織の老化や経年のすり減り、関節軟骨の破片が関節内で悪さをすることが原因で、股関節に変形がみられます。
とくに女性は筋力やホルモンバランスなどの影響もあり比較的男性に比べると多いと考えられています。
【変形性股関節症の症状】
初期の段階では、歩き始めや立ち上がりのときに痛みを感じるといわれています。
症状が進行すると痛みが強くなり、夜間痛により眠れなくなることもあります。
また、可動域制限によって爪切りや靴下の着脱が困難になる可能性もあります。
グローインペイン症候群
股関節周辺に明らかなケガや病気はないにも関わらず、鼠径部(そけいぶ)周辺に痛みが生じることをグローインペイン症候群と呼びます。
グローインペイン症候群は、サッカーやラグビーなどのスポーツをする方に多い傾向があります。
【グローインペイン症候群の原因】
ランニングやキック動作など鼠径部に負担がかかることの多いスポーツをしていると、股関節周辺に炎症が起こって痛みが生じると考えられています。
また、股関節まわりの筋肉が硬くなっている場合や、体幹が不安定になっている場合は発症する可能性があります。
【グローインペイン症候群の症状】
キック動作や腹部に力を入れたときに、鼠径部や股関節に痛みが現れることがあります。
症状が進行すると痛みが慢性化し、可動域制限もみられるようになるといわれています。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰の下から足の先にかけて通っている坐骨神経という神経が圧迫されることで生じる症状です。
【坐骨神経痛の原因】
坐骨神経が圧迫される原因は、「腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア」や「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」などが挙げられます。
また、慢性腰痛で腰まわりの筋肉が硬くなっている場合にも坐骨神経が圧迫されることがあります。
【坐骨神経痛の症状】
股関節だけではなく、腰から足のどこかに痛みやしびれ症状が現れるといわれています。
長時間座る、腰を反らす、前かがみになるなど神経の圧迫が強まると症状も強まる傾向にあります。
股関節痛の対処・予防法
股関節痛を緩和させる対処法
股関節は立つ・歩く・走るなどさまざまな動作で動かす部分です。
そのため、痛みがあると日常生活に影響を及ぼす可能性があります。
つらい股関節痛には、次の方法で対処しましょう。
【股関節痛の対処法】
●ストレッチを行う
股関節周辺や周辺の関節の柔軟性や筋力が低下していると、痛みが悪化しやすいといわれています。
ストレッチで柔軟性を高めましょう。
筋肉や関節の柔軟性が高まると、可動域制限の緩和も期待できます。
・股関節のストレッチ法
①壁の横に立ち、片手を壁に添える。
②足を肩幅に開き、壁から遠いほうの足を浮かしてブラブラと軽く揺らす。
③つけ根がほぐれてきたら、少し強めに地面に向かって蹴る。
④反対側の足も同様に行う。
●適度な運動をする
適度な運動は血行を促進し、筋肉低下の予防につながります。
股関節痛の症状の緩和が期待できるため、まずは日常生活で軽い運動を取り入れてみましょう。
痛みが強い場合には無理に運動する必要はありませんが、軽度の痛みで動けるような場合には運動がおすすめです。
ウォーキングや軽いジョギングなど簡単な運動を継続的に行いましょう。
ウォーキングの際のコツとして歩く歩幅を狭くしたりしてみるのも痛みを軽減するためには良いと思います。
一日の歩数として5000~8000歩にとどめておくと股関節の筋力保持に有効だといわれています。(やり過ぎややらなさすぎも良くないので注意が必要です。)
●症状によっては安静にする
グローインペイン症の場合、発症直後は炎症が強いため、安静にしましょう。
激しい痛みをともなっている場合や腫れがある場合は、炎症が強く出ていると考えられます。
無理に動かすと炎症が拡大して悪化することがあるため、痛みが強かったり、関節周りが熱っぽいときは股関節を動かさないようにして安静にしてください。
痛みが軽減されてきてから動かすようにしましょう!
日常で行える股関節痛の予防法
股関節痛があると、歩行にも影響が出る可能性があります。
股関節がうまく動かせないと転倒しやすくなるため、ほかのケガにつながってしまうこともあります。
股関節痛が起こらないように、日頃から予防に努めることも大切です。
【股関節痛の予防法】
●股関節を鍛える
股関節まわりの筋力を高めると、股関節にかかる負担の軽減が期待できます。
股関節まわりの筋力を高めるトレーニングで、強い股関節をつくりましょう。
・両脚ブリッジ(ヒップリフト)
①仰向けになる。
②両腕を胸の前で組み、両膝を立てる。
③息を止めずにお尻を持ち上げる。
④ゆっくりお尻を下ろして、②の姿勢に戻る。
このトレーニングを20回繰り返しましょう。また、このエクササイズはお尻のたるみにも有効です
●適度な運動をする
運動不足になると筋力が低下し、股関節にかかる負担が大きくなる可能性があります。
その結果、変形性膝関節症やグローインペイン症などにつながるため注意しましょう。
適度な運動を日常的に継続することが、股関節痛の予防につながります。
ウォーキングやジョギング、水泳などご自身にあった運動方法の継続がおすすめです。
●正しい姿勢を心がける
姿勢が悪くなると、身体のバランスが崩れて腰に負担がかかりやすくなります。
腰に負担がかかると筋緊張が起こり、坐骨神経が圧迫されると坐骨神経痛による股関節痛が起こるといわれています。
頭が上から糸で引っぱられているようなイメージを持ち、背筋を伸ばすといった日頃から正しい姿勢を心がけ、坐骨神経を圧迫してしまう筋緊張が起こらないようにしましょう。
著者 Writer
- 青木 優
- 所有資格 :柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師
生年月日 :平成4年2月25日
血 液 型:O型
出 身:東京都
趣 味:映画鑑賞、読書
得意な施術:筋間リリース
ご来院されるお客さまへ一言:
痛みや不調でお困りの方はご相談ください。
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保険施術
接骨院で保険が適応できるものには条件がありますが青木鍼灸接骨院では保険をつかっての施術が可能です。
保険には種類がありますのでカウンセリング後につかえる保険があればこちらから提案させていただきます。
整体
痛みの要因となっている場所を探して根本になっている場所を施術していきます。
また、再発しないように運動療法や保険のつかえない施術などを行い、改善を目指していきます。
幅広い症状に対してこちらを提案をしています。
フェイス
マッサージ
眼精疲労や顎の痛み、顔のむくみなど、顔に関連する症状がある方におすすめな施術となります。
顔にはたくさんの筋肉がついています。
そのため、コリやハリのある場所に的確にアプローチをして、血流循環やむくみ、疲労などの症状の改善を目指します。
鍼施術
鍼施術で経穴(ツボ)や経絡を刺激することにより身体のバランスを整えて痛みや不調の改善を促します。
筋肉の緊張をとったり、免疫力を高めたりさまざまな効果が期待できます。
交通事故施術
青木鍼灸接骨院では交通事故でケガをされた方の相談、施術を承っております。
交通事故にあわれた際に自賠責保険が下りる可能性がありますので先ずはご相談ください。
運動療法
ぎっくり腰や膝の痛みなどどうしてもマッサージをしただけでは改善しないものは多く、その原因のひとつとしてうまくつかえていない筋肉があることが多いです。
そのため、つかえていない筋肉をつかえるように運動を伝えて再発の防止を図ります。
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