四十肩・五十肩と肩こりは違います
肩に強い痛みがあると、肩こりが悪化していると考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、肩の強い痛みは四十肩・五十肩かもしれません。
四十肩・五十肩では強い肩の痛みが生じ、そこから腕や肩が動かしにくくなります。
中高年に発症することが多いですが、最近では若年の方にも増えているため年齢問わず気をつけていきましょう。
四十肩・五十肩は肩こりとは別物で、対処や予防法も異なります。
つらい四十肩・五十肩の症状を早期改善するためにも、原因や適切な対処・予防法を知っておきましょう。
目次
こんなお悩みはありませんか?
四十肩・五十肩では、次のような症状や悩みを抱えていることが多いです。
- 肩が痛くて夜も眠れない
- 洗濯物を干すときに腕が上げにくい
- 肩が痛くてつり革まで手が上がらない
- 肩の動きがぎこちない
- 肩こりとは違う肩の痛みがある
- 寝返りをうつと肩が痛む
青木鍼灸接骨院で
【四十肩・五十肩(腱板炎)】の
施術・対処法
四十肩・五十肩は原因不明といわれていますが、青木鍼灸接骨院では不良姿勢や老化、日常生活での使い方に問題があり、炎症を起こしていると考えています。
青木鍼灸接骨院では次のような流れで施術を行っていきます。
①カウンセリングや検査で、炎症を起こしている部位や拘縮してしまっている組織、筋力低下を起こしてしまっている筋肉などを把握していきます。
②炎症が強い間は、炎症を早く引かせるように関節モビライゼーションや超音波を用いて炎症の抑制を図ります。
③日常生活や寝ているときでも痛みが出ないようにするためのアドバイスをさせていただきます。
以降は運動療法や筋間リリースなどの施術で拘縮や痛みの改善を目指します。
また、一日でも早く改善するように、セルフケアを患者様のご自宅でも頑張っていただきます。
当院では保険診療も扱っておりますので保険診療をご希望かどうかお聞きして保険適応内であれば保険での施術を行っております。保険が使えない場合でも自費診療として部分的マッサージや鍼施術のメニューで施術していきます。
四十肩・五十肩は放置しても自然治癒するとはいわれていますが、放置した場合はかなりの時間を要するほか、拘縮してしまったところは改善しにくい傾向にあります。
そのため、四十肩・五十肩は、ちゃんと治したいのであれば接骨院や整形外科等に通えるのであれば通って改善していただきたい病気のひとつです。
もし池上で肩に痛みがあれば当院へご相談ください。
なぜ肩に痛みが起こるのでしょうか?
四十肩・五十肩の原因とメカニズム
四十肩・五十肩は、肩まわりの筋肉や関節などの組織に炎症が起こっている状態です。
炎症が起こる原因は明確になっていませんが、老化や日常生活の習慣などさまざまなことが関係していると考えられています。
四十肩・五十肩を誘発する原因と、そのメカニズムについてみていきましょう。
【四十肩・五十肩の原因】
●老化
年齢を重ねるごとに、人間の身体の組織は衰えていきます。
肩まわりの筋肉や関節などの組織が衰えると柔軟性が失われ、硬くなるといわれています。
そうすると、「筋力の低下」、「変性する」ことで炎症が起こりやすくなり、四十肩・五十肩につながります。
●長時間の同一姿勢が起こす不良姿勢
デスクワークや運転などで長時間同じ姿勢が続くと徐々に姿勢が崩れ、首や肩に過剰な負担がかかるといわれています。
その負担が蓄積されれば筋肉は硬くなっていき、炎症が起こりやすい状態になります。
そこに日常生活での肩への負担が加わることで、四十肩・五十肩につながります。
●オーバーユース
肩をオーバーユース(つかいすぎ)するような仕事やスポーツをしていると、四十肩・五十肩を発症しやすいといわれています。
肩まわりの組織が酷使されることで損傷しやすい状態になっており、四十肩・五十肩を発症する可能性があります。
●血行不良
血液循環が悪くなっていると、筋緊張が起こりやすいため四十肩・五十肩といった炎症の発症につながります。
血液循環が悪くなる原因は、ストレスや疲労、冷え、運動不足などです。
また、日常の不良姿勢で筋緊張が起こっていると、硬くなった筋肉が血管を圧迫して血行不良を引き起こすこともあります。
【肩こりと四十肩・五十肩の違い】
四十肩・五十肩も肩こりも、肩に症状が現れるため混在することもめずらしくありません。
しかし、四十肩・五十肩と肩こりはまったくの別物といわれています。
肩こりは筋緊張が起こっている状態ですが、四十肩・五十肩は炎症が起こり、組織同士が癒着している状態です。
そのため、肩こりでは四十肩・五十肩のような強い痛みや可動域制限が生じることは少ないとされます。
四十肩・五十肩の時期別の症状
四十肩・五十肩の症状は、「急性期」「慢性期」「回復期」の3つの時期があります。
それぞれの時期で肩の状態が異なるため、現れる症状も違います。
適切に対処するためには時期にあった処置が必要なため、まずはそれぞれの時期の症状の特徴を知っておきましょう。
【四十肩・五十肩の症状】
●急性期
四十肩・五十肩を発症した直後の痛みが強い時期を「急性期」と呼びます。
急性期では炎症が起こっているため、肩に強い痛みを覚えます。
夜寝ているときに痛みが強くなる傾向があるため、痛みで目が覚めてしまうこともあります。
この痛みを「夜間痛」と呼び、四十肩・五十肩の症状の特徴であるといえます。
夜間痛の対策としてコラムで解説しているので夜間痛でお困りの方は良ければ下のリンクをクリックして見てください。
五十肩必見!!五十肩の方がやるべき睡眠対策 | 青木鍼灸接骨院 (aoki-sinkyu-sekkotu.com)
●慢性期
急性期から炎症が落ちついてくる時期を「慢性期」と呼びます。
急性期のような鋭い痛みはおさまるものの、肩には鈍い痛みがあります。
この時期は組織の癒着が起こるため、肩関節の可動域が制限されやすいといわれています。
これにより、腕や肩を一定より上に挙げる動作ができず、日常生活に支障をきたすことがあります。
・洗濯物を高い位置へ干す動作
・ジャケットの着脱
・シャンプーする動作
・電車のつり革を持つ
こうした動作で肩の痛みや可動域制限を覚える場合があります。
●回復期
慢性期から徐々に「回復期」へと移行していきます。
回復していく段階なので、痛みや可動域制限は少しずつ緩和される傾向にあります。
しかし、炎症期や慢性期に肩まわりを動かさずにいることで、回復期の肩は筋力が低下している可能性があります。
その結果、慢性の肩こりや四十肩・五十肩の再発を引き起こすような場合もあるため注意が必要です。
四十肩・五十肩(腱板炎)の
対処法・予防法
早期回復を目指して適切に対処しましょう
四十肩・五十肩は、日常生活にも支障をきたすことがあります
そのため、早期から適切に対処して症状の緩和や早期回復を目指しましょう。
症状の時期ごとに対処法が異なるため、時期別に適切な対処を行うことが大切です。
【四十肩・五十肩の対処法】
●急性期
・安静にする
急性期は炎症が起こっているため、無理に動かすと炎症の拡大につながります。
動かさないように安静にすることで、症状や損傷の悪化の予防が期待できます。
・夜間痛への対処
急性期には夜間痛が起こりやすいため、寝る姿勢を見直すようにしましょう。
肩の下にタオルを置くことや、抱き枕を使用して痛みのあるほうの肩に負担がかからないように寝姿勢を調整することが効果的です。
具体的には、次の寝方をすると痛みが出にくいとされています。
・仰向け姿勢の場合
①肘とベッドの間にタオルを引き、肩よりもお腹側に肘がある。
②手とお腹の間にタオルを引き 、手の支えをつくる。
③ 脇は少し広げて寝るようにする。
④手を伸ばす際は手のほうまでタオルを敷く。
タオルの厚みは人それぞれで異なるので、痛みが落ち着く厚さにしましょう。
・横向き姿勢の場合
①お腹の前にクッションを置く。
②背中のほうにクッションを置く。
③①、②それぞれ置いたクッションのどちらかに手を置く。
また、仰向け、横向けどちらも痛みが強い方は、背中を壁につけて座った姿勢に近い状態で寝ると痛みが軽減する可能性もあります。人それぞれ痛みの出る位置が違いますので、一番痛みの出にくい姿勢を探してみましょう。
●慢性期
・肩まわりを温める
慢性期には組織の癒着が起こっていると考えられます。
肩まわりを温めると血行が促進され、癒着している部分もほぐされて症状の緩和につながります。
入浴や温めたタオル、カイロなどを利用して、肩まわりをやけどに注意しながら温めるようにしましょう。
・無理のない範囲で肩や腕を動かす
慢性期には痛みや可動域制限の症状がありますが、この時期から多少痛みがあっても少しずつ動かすように意識することが大切です。
動かないままでいると、筋力の低下が進んで回復の遅れにつながります。
日常生活内の動作から少しずつ無理のない範囲で動かしていきましょう。
無理をすると再び炎症が起こってしまうため、注意しながら動かすようにしてください。
●回復期
・しっかりと肩を動かす
回復期には痛みや動かしにくさも軽減されています。
そのため、この時期にはしっかりと肩を動かしていくことが症状の回復や再発予防につながります。
日常生活内だけではなく、ストレッチや適度な運動も取り入れて肩を動かすようにしてください。
この時期に動かさずにいると、筋力低下が進んだり、肩に違和感や可動域制限が残ってしまう可能性があります。
日常で行える四十肩・五十肩の予防法
四十肩・五十肩は一度改善したと思っても、再発してしまうことも多いといわれています。
その再発原因として痛みはなくなったけれども肩の可動域がまだ改善ていないまま終わりにしてしまったなどのちゃんと改善出来ていないままの方が多いです。
つらい四十肩・五十肩が再発しないように日頃から予防も大事になります。
まだ四十肩・五十肩を経験していない方も、四十肩・五十肩を発症しないように日常生活に予防を取り入れてみてください。
【四十肩・五十肩の予防法】
●肩まわりのストレッチを行う
肩まわりの柔軟性が低下すれば炎症が起こりやすくなるため、四十肩・五十肩が発症しやすくなります。
肩まわりのストレッチを習慣的に行い、柔軟性を維持しましょう。
毎日続けることが大切なので、続けやすい運動から始めることがおすすめです。
●長時間の同一姿勢を避ける
長時間の同一姿勢は、姿勢が崩れて肩に負担がかかりやすくなり、四十肩・五十肩につながります。
長時間同じ姿勢が続かないように日常的に心がけることが大切です。
デスクワークの際には、1時間ごとに休憩を挟み「姿勢を変える」、「ストレッチをする」などして、肩の負担を軽減させましょう。
●姿勢を正すように心がける
長時間姿勢が悪いままでいると肩への負担が蓄積されて、筋肉が硬くなって四十肩・五十肩を発症する可能性があります。
日頃から姿勢を正すように心がけて、四十肩・五十肩の予防をしていきましょう。
頭が前に倒れる姿勢や、肩が内側に巻かれる猫背姿勢は、肩にかかる負担が大きいため避けましょう。
頭が倒れないように注意をしながら、背筋を伸ばすように心がけてください。
●適度に運動する
適度な運動は血行を促進し、肩まわりの組織の柔軟性を高めるため、四十肩・五十肩の予防が期待できます。
また、運動を続けると筋力が高まるため、肩痛の予防にもつながります。
肩の痛みを予防する適度な運動には、水泳やラジオ体操などが挙げられます。
自分に合う運動を見つけていくのも大事になりますのでいろいろ試してみてください!
著者 Writer
- 青木 優
- 所有資格 :柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師
生年月日 :平成4年2月25日
血 液 型:O型
出 身:東京都
趣 味:映画鑑賞、読書
得意な施術:筋間リリース
ご来院されるお客さまへ一言:
痛みや不調でお困りの方はご相談ください。
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肩こりに効く運動3選
保険施術
接骨院で保険が適応できるものには条件がありますが青木鍼灸接骨院では保険をつかっての施術が可能です。
保険には種類がありますのでカウンセリング後につかえる保険があればこちらから提案させていただきます。
整体
痛みの要因となっている場所を探して根本になっている場所を施術していきます。
また、再発しないように運動療法や保険のつかえない施術などを行い、改善を目指していきます。
幅広い症状に対してこちらを提案をしています。
フェイス
マッサージ
眼精疲労や顎の痛み、顔のむくみなど、顔に関連する症状がある方におすすめな施術となります。
顔にはたくさんの筋肉がついています。
そのため、コリやハリのある場所に的確にアプローチをして、血流循環やむくみ、疲労などの症状の改善を目指します。
鍼施術
鍼施術で経穴(ツボ)や経絡を刺激することにより身体のバランスを整えて痛みや不調の改善を促します。
筋肉の緊張をとったり、免疫力を高めたりさまざまな効果が期待できます。
交通事故施術
青木鍼灸接骨院では交通事故でケガをされた方の相談、施術を承っております。
交通事故にあわれた際に自賠責保険が下りる可能性がありますので先ずはご相談ください。
運動療法
ぎっくり腰や膝の痛みなどどうしてもマッサージをしただけでは改善しないものは多く、その原因のひとつとしてうまくつかえていない筋肉があることが多いです。
そのため、つかえていない筋肉をつかえるように運動を伝えて再発の防止を図ります。
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